離婚のとき,決める必要があること
離婚をする場合,決める必要があることがいくつかあります。
まず,子供がいる場合は,親権者を父と母のどちらにするかを必ず決めなければなりません。
また,子供の今後の養育費の金額や支払い方法を決めることが必要になります。
次に,夫婦で築いてきた財産がある場合,一方からの請求があれば,その財産をわけること(財産分与)が必要になります。
預金や現金であれば,単純に半分にわけるだけでもよいのですが,まだローンの残っている夫婦共有の家やマンションなどがある場合は,それをどちらが持つのか,また支払いをどうするのかなどがよく問題になります。
そのほか,離婚の原因が不倫やDVなどであれば,慰謝料の支払いが問題になります。
話し合いの段階では,お互いが納得できる金額を検討していくことになりますが,話し合いが決裂した場合は,裁判で争うことになります。この場合,慰謝料の金額は受けた精神的苦痛の程度で決まってきますので,不倫やDVの開始時期,回数,内容や程度などを検討していくことになります。